みなさん、こんにちは。
今回も引き続き、リブレ定例MTGの様子をお届けします!
今回は、馬車道に移転したセルディビジョンの新オフィスでミーティングを行いました。いつもと少し違う場合での会議に、チームの雰囲気もどこか新鮮。「気分が変わると、いつもより良いアイデアが出そう!」と、そんな期待感も漂うスタートとなりました。
テーマは、ズバリ「"語れる家"の再定義」。
これまで大切にしてきたキーワードを、あえて一度立ち止まって見直そうという動きがありました。
設計・アイデア・デザイン。
それぞれの言葉に込められた意味を掘り下げながら、リブレの家づくりが"暮らし"全体をどう捉え直そうとしているのか、設計チームの変化に注目です。
設計だけでは語りきれない
会議ではまず、「語れる設計」という言葉への違和感が共有されました。
たとえば、「トリプル収納がある」というのは"語れるアイデア"。
その収納が「なぜその人の暮らしに必要なのか」まで考えられたら、それは"語れる設計"。
さらに、空間全体としてどう見せるか、どう体験させるかまでを考えたとき、それは"語れるデザイン"へと進化します。
ひとつの要素を語るのではなく、全体をつなげて提案する。
「語れるデザイン」という言葉には、そんな視点の転換が込められています。

間取りから“暮らしのシナリオ”へ
「設計」と聞くと、間取りやゾーニングなど、どうしても"平面"の話になりがちです。
けれど、家に住む人の暮らしは、もっと立体的で、時間とともに変化していくもの。
だからこそ、
「この家に住んで、どんな暮らしがしたいのか?」という視点から設計をはじめることが、いまリブレが目指しているスタイルです。
図面の中だけで完結しない、暮らしのシーンごとに寄り添う提案。
それは"設計"という言葉の枠を超えた、「暮らしのシナリオづくり」と言えるのかもしれません。
「語れる」は目的ではなく、手段
これまでリブレの設計チームでは、「語れる収納」「語れるカウンター」など、ポイントごとに"語れる要素"を積み重ねてきました。
けれど、今回のミーティングで出たのは、こんな本音。
-「語れるという言葉に、ちょっと縛られすぎていたかもしれない」
本来の目的は、「住む人が"この家いいな"と思えること」。
語れる工夫は、そのための手段であって、ゴールではありません。
これからは、「語れる家をつくろう」から、
「暮らしのいい提案をしよう」へ。
その意識の変化が、設計の自由度を広げ、より人に寄り添った家づくりにつながっていきそうです。


